大分県佐伯市は2015年12月25日、既に制作し、配布を予定していた冊子の配布を見送ると発表。カレンダーに、大安や仏滅などの「六曜」を記載していたことが、配布中止の理由であると説明しています。
発表によると、市側は、六曜が現在でも多くの暦に記載されている一方、前時代的な迷信で人権問題の解決を阻むものとの指摘があると説明。
「人権問題に関して、皆が思い込みや偏見を無くし、迷信や世間体にとらわれず判断する力を付けることが必要であると考え、啓発にも取り組んでいます」とした上で、六曜が記載されたカレンダーは、自治体の配布物としては好ましくないと判断したとしているそうです。
部落問題の教育のために出てきた考え方
「仏滅」の「仏」という字は、元々は「物」という字だったのですが、明治時代になって、暦業者が「仏」という字をあてるようになってから、仏教と関係があるように思われ、広く使われるようになりました。しかし、仏教とは全然関係ありませんし、科学的な根拠も全くありません。このように、私たちの社会の中には、多くの人におかしいと疑問を持たれたり、改めなければならないと思われていることがありますが、昔から行われてきたことだからということで、私たちはなかなか自分の自由な意思で行動できません。このことが、これまで迷信や偏見による差別を存続させてきたのです。このような社会体質を改めていくために、私たちは日常の意識や生活を見直し、迷信や慣習にしばられることなく、科学的、合理的なものの見方や考え方を身につけることが必要です。また、世間一般の考え方に同調する前に、自分自身で事実を確かめる習慣を身につけることも大切です。
(宮崎県「人権・同和問題の正しい理解のために」より)
※上記は参考でございます。私どもは部落、同和の問題を軽々しくお話できる立場におりません。こちらの投稿の趣旨は六曜の凶日などを理由に、お食い初めの儀式の実施を断念するかどうか迷われている方の判断の一助になればとニュース記事などの情報よりお役に立ちそうな情報を掲載しております。
より多くの情報をお知りになられたい方はご自身でお調べいただくことをお薦めいたします。
こちらの投稿は以下記事より多くを抜粋、参考にしております。
ハフポスト「六曜カレンダー「差別につながる」と大分で配布中止 なぜ?」
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